放射線治療品質管理
JCSS登録について
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当財団線量校正センターは、平成20年11月26日付けで「計量法校正事業者登録制度(JCSS)」に基づくJCSS登録事業者となりました。これにより、JISQ17025(ISO/IEC17025)に準拠した校正機関の能力を有することが認められ、平成21年1月よりJCSS登録下での照射線量校正(以下、空中校正)業務を開始しました。平成24年8月16日には水吸収線量校正(以下、水中校正)についてのJCSS登録も取得し、同年10月より水中校正業務を開始しました。さらに平成30年4月26日に電離箱単体での水中校正(以下、電離箱校正)、および電位計の電荷校正(以下、電位計校正)についてのJCSS登録も取得し、同年7月より分離校正業務を開始しました。
JCSS登録証(クリックして拡大)
JCSSとは、Japan Calibration Service Systemの略称であり、平成5年11月より計量法に基づく校正事業者認定制度として運営してきましたが、平成17年7月1日より校正事業者登録制度となりました。 本登録制度は、国際標準化機構及び国際電気標準会議が定めた校正機関に関する基準(ISO/IEC 17025)の要求事項に適合しているかどうか審査を行い、校正事業者を登録する制度です。 JCSSの登録は公表されている登録区分において校正事業を実施する校正事業者を対象として、登録を希望される事業所からの任意の申請に基づき、その事業者の品質システム、校正方法、不確かさの見積もり、設備などが校正を実施する上で適切であるかどうか、定められたとおり品質システムが運営されているかを書類審査・現地審査により審査し、登録する制度です。 JCSSで登録された校正事業者は、その証として特別な標章の入った校正証明書を発行できることとなります。 JCSS標章やJCSS認定シンボル付き校正証明書は、そのマークによって日本の国家計量標準へのトレーサビリティが確保され、校正事業者の技術能力のあることが一目でわかるというメリットがあります。
(独立行政法人製品評価技術基盤機構ホームページより)
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①計量法登録事業者による治療用線量計校正実施証明書
校正を実施したことを示す証明書です。施設での掲示などにご使用下さい。
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JCSS校正を受けた線量計(電位計および電離箱)が記載されます。左上のJCSSシンボルが国家標準とトレーサブルであることの証明となります。
JCSS校正結果(測定値、校正定数、不確かさ)および校正実施条件が記載されます。水中校正および電離箱校正では水吸収線量校正定数ND,wを、空中校正ではコバルト校正定数Ncを、電位計校正では校正値[nC]と表示値[rdg]の関係を提供しています。
電位計校正ではJCSS校正結果より算出した電位計校正定数kelecが記載されます。kelecはご自身でも算出して頂けるため参考資料として発行しています。 JCSS校正にご不明な点がありましたら、線量校正センターまでお問い合わせ下さい。お問い合わせはこちらです。
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